一口にヘアカラーといっても目的や用途、髪質など使い分けをしています。
施術方法
根元染め(リタッチ)
白髪に悩むお客様の多くは根元染めです。新しく伸びた部分を染め、元の髪との境目は自然に仕上げます。
ワンメーク
根元から毛先まで同じ色で染めるワンメークは、違う髪色に変化したい時、あるいは根元から毛先まで統一したカラーに整えたい時に施術します。
デザインカラー
ファッション性を重視したカラースタイル。明度差をつけて、立体感のあるカラーリングを行います。
揺れる髪からチラッと見えるインナーカラーのほかに、お顔の廻りだけを明るくする、部分的に筋状にハイライトを入れる、パネルで束感の色を変えるなど独自のスタイルが楽しめます。
ヘアカラーの種類
アルカリ性カラー(おしゃれ染め、白髪染め)
<メリット>
一般的なおしゃれ染め・白髪染めで使用するアルカリが入ったカラー剤です。1剤(アルカリ)、2剤(過酸化水素)を混ぜて使用します。
色の種類が多く、調合することで無限に色を作ることができます。また、色落ちしにくくカラーが長持ちします。
<デメリット>
毛髪はもともと弱酸性なので、アルカリ性カラー剤を使用すると髪や頭皮にダメージを与えます。アルカリ度が強いほど色が入りやすい反面、キューティクルを傷めてしまいます。
ヘアマニキュア
<メリット>
爪のマニキュアと同じように、髪の表面にカラーコーティングします。髪が傷まず、紫外線からも守りツヤやハリを与えます。自然な仕上がりで根元と毛先のカラー差が少なく目立ちません。
<デメリット>
脱色をしないので、発色のいい明るさは出せません。髪を洗うたびにコーティングが落ちていき、色落ちが早いです。
香草カラー
<メリット>
髪への負担を最小限に抑えたヘアカラーです。髪に不要な化学成分を排除し、厳選された化学成分だけを使用することで、豊かな髪色を再現できます。
数種類の漢方&ハーブから出来た植物生薬で、ノンシリコン・ノンポリマーです。回数を重ねるたびに髪の強度がアップし、トリートメント効果でツヤのある健康的で自然な質感の美髪を実現します。
アルカリが含まれている「オキシ溶きタイプ」とアルカリが含まれない「水溶きタイプ」のカラー剤があり、髪Kalonでは「水溶きタイプ」を使用しています。
<デメリット>
メラニン色素を分解しないため髪を明るくすることができず、黒髪と白髪を同一のカラーに出来ません。(白髪染めやトーンダウン向き)
ハリ、コシが強くなるためパーマがややかかりにくくなる場合があります。
天然ハナヘナ
<メリット>
ヘナの葉を粉末にし、水に溶いて使う植物性のカラー剤です。化学染料を使っておらず髪や頭皮に優しいうえ、使い続けるとトリートメント効果で髪にツヤが出てきます。
黒髪には色が入りにくく、主にグレーカラー(白髪染め)として利用されますが、年齢にかかわらず自然派志向の方に人気があります。
<デメリット>
元の髪色が影響するため、黒髪と白髪を同一のカラーに出来ません。
白髪の部分だけオレンジになったり、まだらになることもあります。また、緩やかに染まっていくため、最初は「なかなか染まらない」と感じるかもしれません。
色落ちも早く施術後数日は枕カバーに移染することがあります。ハリ、コシが強くなるためパーマ等がかかりにくくなる場合があります。